
ABOUT THIS SONG
この曲について
誰かの力になりたいと思って、 一生懸命に考えたり、言葉をかけたりする。
けれど、思うように伝わらないこともあります。
そんなとき、 何かを教えようとするのを少しやめて、 ただ隣に座ってみる。
相手が見ているものを、一緒に眺めてみる。
それだけで、今まで気づかなかった気持ちが 見えてくることもあるのかもしれません。
臨床発達心理学の「情動調整の支援」に関する学びから生まれた、聴くセラピーのオリジナル曲、第6作です。
今回のテーマは、 「人は、関係の中で変わっていく。」
誰かが一方的に教えたり、 誰かが一方的に支えられたりするだけではなく、
一緒に過ごす時間の中で、 お互いの気持ちや行動が、少しずつ変わっていく。
今回のシンポジウムで学んだ「発達のトランザクショナルモデル」という考え方も、この曲の背景にあります。
相手を変えようとしていた自分が、 いつの間にか変わっていた。
何かを教えているつもりが、 大切なことを教わっていた。
そして、ふたりの間に生まれた小さな経験が、 次の一歩につながっていく。
この曲では、そんな関係の中で生まれる変化を描きました。
6作品を通して、私が大切にしたかったのは、 何かが「できるようになること」だけではありません。
自分の気持ちを伝えられること。 誰かと喜びを分かち合えること。 安心して挑戦できること。 支える人も、支えてもらえること。
そして、その人がその人らしくいられる関係があること。
子どもと大人、支援する人と支えられる人という枠を越えて、 誰かとの関係を思い浮かべながら聴いていただけたら嬉しいです。
LYRICS
歌詞
うまく言えない その朝に 君は窓の外を見てた 何を聞いても 返事はなくて 僕は少し 困っていた
何かしなきゃと 思うほど 言葉ばかりが 増えていく 君の隣に 腰をおろして 僕も窓の外を見た
遠くで鳥が 鳴いたとき 君が小さく 笑った 同じものを 見ていたこと それだけで うれしかった
ふたりのあいだで 何かが ほどけていく 君を変えようとしていた 僕の手が ゆるんでいく
わからないままでも ここにいて いいんだね 君の笑顔に 気づいたとき 僕も少し 変わっていた
*
昨日できたことが 今日は どうしても できない日もある 急いでほしい 僕の気持ち 君はきっと 感じていた
「いやだ」と言った その声に 初めて 足を止めた 困らせていた つもりじゃなくて 君にも 行きたい道があった
少し離れて 待っていたら 君がこちらを 振り向いた 差し出しかけた この手よりも そのまなざしが うれしかった
ふたりのあいだで 何かが 育っていく 君が君で いられるように 僕も僕で いられるように
ひとりでできること それだけが すべてじゃない 一緒になら 歩ける道を 僕らは今 見つけている
*
いつか僕が 迷う日には 君の笑顔を 思い出すだろう 教えていた つもりの僕が 教わっていた こともある
どちらが先に 変わったかなんて もう わからなくていい 小さな声を 聞き逃さずに また明日も 会えたらいい
ふたりのあいだで 何かが 生まれていく 君が一歩を 踏み出すとき 僕も少し 前を向く
できたことよりも 伝わったことが うれしい 何も言わずに 笑った時間が 僕らの中に 残っていく
帰り道の 夕焼けに 君が小さく 手を振った 僕も手を振る
ふたりのあいだに 今日が 残っている
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情動調整の学びから生まれた6曲の作品集
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- 02いやだって言えた日
- 03一緒なら、少しだけ
- 04伝わった、それだけで。
- 05支える手にも、ぬくもりを。
- 06ふたりのあいだで