
MUSIC / 聴くセラピー
本当は少し、違う気がしてた
わかり合えていると思っていた二人の間に、言えなかった気持ちがあった。本音が遠くなる静かなすれ違いと、違いを消さずに聴こうとする対話を描いた曲です。
stand.fmで聴くABOUT THIS SONG
この曲について
わかり合えていると思っていた二人の間に、言えなかった気持ちがあった。
相手を傷つけたくない。嫌われたくない。そんな思いから、お互いに言葉を選び、少しずつ本音が遠くなっていく。
違う気持ちを伝えることは、必ずしも関係を壊すことではない。
すぐに理解したり、同意したりできなくても、その違いを消さずに聴いてみる。
関係の中で失われかけた本当の声を描いた作品です。
LYRICS
歌詞
君はいつも うなずいていた 僕の言葉に 笑ってくれた 少しずつ よくなっている そんなふうに 思っていた 「大丈夫です」と 君が言うたび 僕はどこかで ほっとしていた その言葉の 向こう側まで 確かめようと しなかった 何も間違っていない そう思いたかった ふたりのあいだに 静かな夜が増えていった わかり合えたと 思った夜に 君は何を 飲み込んでいたの 僕が安心していた場所で 君はひとりに なっていたのかな やさしい言葉を 重ねるほど 遠くなっていた 小さな声 何も壊れていないようで 何かが 届かなくなっていた 君は僕を 困らせないように 言葉を選んで 話していた 僕は君を 傷つけないように 聞きたいことを 聞かずにいた 同じところを 歩いている そんな気がしていたけれど いつもの答えに 戻るたび 何かを置いてきた気がした 僕の言葉が 君の答えになって 君の沈黙が 僕の安心になっていた わかり合えたと 思った夜に 君は何を あきらめていたの 僕が正しいと 思うたびに 君の世界は 狭くなっていたのかな 嫌われたくない その気持ちが ふたりの言葉を 遠ざけた やさしさだけでは 越えられない 見えない距離が そこにあった 長い沈黙のあと 君が小さく 息をした 「本当は少し 違う気がしてた」 僕はすぐに 答えを探した いつものように 言葉を探した だけどその日は 何も言えなかった 君の声が 初めて聞こえた気がした 違うと言ってくれたこと あの日は少し 怖かったけど 僕の知らない 君がいること やっとここで 知った気がした わからないまま 聴いてみよう すぐに答えを 重ねずに 君の言葉が 僕と違っても その違いを 消さないように 壊れたのかも しれないけれど まだ終わりとは 決まっていない ふたりが黙って 守ってきたもの 今は少し ほどいてみたい 「本当は少し 違う気がしてた」 その言葉の 続きを 僕はまだ 知らない だから今度は 聞いてみよう
制作クレジット
作詞・企画:聴くセラピーkoji saito
この作品について
この作品は、人と人との関係をテーマにした創作です。特定の個人や相談内容を描いたものではありません。